セビリア、マリア信仰の教会めぐり最終日は
サンタ アナの教会と
エスペランサ(希望)の聖母のいるカピージャ デ ロス マリネロス教会のある、
セビリアの下町、トリアナ地区に行ってきました。
サンタ アナ=サンタナ。
ロック歌手のサンタナはサンタアナの略です。
サンタ アナとは誰かというと聖母マリアのお母さん。
キリストさまのおばあちゃんです。
Wow!
教会の正面には3世代、
サンタ アナとマリア、赤ちゃんキリストの像が置いてありました。
私は宗教的なことはあまり興味ないのですが、
でも勉強していくうちに
マリア信仰は宗教という見方もできるけど、
その背後にある動きは
大地母神(大地を母とする)=女神につながってくると学びました。
先ほどまでご案内させていただいた研究家のお話を聞きながら、
マリア信仰と大地母神信仰は
大地の力を借りた神秘主義の動きに捉えていくと、
そこには非常に興味深い、
高い天の力と繋がれるようなリチュアル(儀式)がたくさんあったと信じています。
大地母信仰からマリア信仰へと移って行った時に
愚な者たちは武力を使ったのです。
一種の宗教革命的なものなのでしょう、
マリアの聖母を盾に大地の女神を崇拝するものを滅ぼした生々しい跡が
考古学博物館に残っていました。
大理石のBC100年代の女神像は
首から上が全て切り落とされていて
のんきな私は、初めは
(きっと首は繊細な部分だからもろくなって壊れてしまったのだろう)と思っていましたが、
研究者は
(これはカソリック軍が攻めてきた時に、権力を見せつけるために首から上を破壊したのだ)と言っていました。
ガーン!
それを聞いた時
なんだかそんな光景を見たような気がして
目の前が真っ暗になりました。
聖母マリアがそんなことを聞いたら
きっと嘆くでしょう。
大地の女神がいたからこそ
聖母マリアも誕生したのに
そんな罰当たりなことする人間たち・・・。
権力に見失ってはいけない!
いつでも大いなる愛と平和に導かれる自分であるように!
そんな風にハートが叫んでいました。
大地の母を思うこと
アヴェ マリアを思うこと
それらはひとつの同じもの。
大切にしたいですね・・・。
Oneness… Kamala