今回の旅はほんの少しのトラブルがあっただけで、
そんなの南米ではたいしたことなく順調な方。
盗みにもあわず、友人にも、場所にも恵まれ、スムースにことは進んだ。
だから、内側でいろいろ考え、感じた。
あまりの貧富の激しいエクアドル、
家もなく、今日食べるものも確保できないくらいの人もいれば
メルセデスの新車に乗ってる人もいる。
アジアではそんな光景よくかけるし、
インドに住んでた時はあまりに当たり前だったので
胸の痛むこともそんなになかったけど、
ここエクアドルでは胸がキューンとして泣いたこともあって、
そんな自分に戸惑ったりもした。
私はそんな貧しい人にパンをやったり、ココナッツをやったりするくらいしかできないのかもしれないけど、
この資本主義社会、本当なら、もっとみんながリッチになれるということをモデルとして作られているのではないか?
海の人はジャングルの人のことを全く知らないし、
ジャングルの人は他の都会のことを知らない。
旅もほとんどしないような生活をしている人たちがほとんどだ。
でも、貧しい人でも、旅をしなくても、結構幸せな感じで、
彼らはシンプルに楽しんでる。
だから私は胸を痛めて泣くなんて大きなお世話かもしれない。
彼らはお金がもっとあった方がいいかもしれないけど、
もっと文明的な生活をした方がいいのかもしれないけど、
でも彼らの仕事はほどほどで自然と遊ぶライフスタイルは
ミョーにリラックスしていて、子供達がニコニコしている。
バスターミナルのレストランで10歳くらいの男の子連れのお母さんがランチを一つ注文した。
スープとご飯とチキンとジュースが付いていて、
お母さんがスープを食べて、
子供に好きなだけご飯とチキンを食べさせていた。
子供は最後の一個のチキンはお母さんに少しのご飯と一緒に残して、
そしてお母さんはそれを美味しそうに食べながら二人でずっとお話ししてた。
そんな光景ににっこりしたこともあり。
お金がなくても、あっても、
お母さんはまず子供を思うんだなー。
その世界共通の母の愛はすごいわーって、
母親じゃない私はある意味うらやましかったりもした。
多分私が旅をするのは普段目に止めないような光景で感じたり、
考えたりしたいからだ。
それがこれからの生活の新しいステップになっていけばいい。
彼らのように私はシンプルだけでは満足しない人間であることは確かだ。
お金も欲しいし、
いい暮らしも欲しい。
もっと幸せを感じたい!
それがもっとクリアになった三週間の旅であった。
New step, new start… Kamala
p.s.写真はかき氷売りの屋台。