親子

今日は西ポルトガル西の アランテージョ地方にい来ている。

この国では一番のお気に入りで、長く滞在する場所だ。

 

毎日、冒険が好きだ。

ワイルドな場所に行くのが好きだ。

 

だから今日はとっておきのワイルドなビーチに行く。

綱を伝って登り下りしないといけない崖の下にある小さなベイ。

名無しのビーチ。

 

この近くに粋なリゾートホテルがあるのだが、そこの人は危険だから教えるのを嫌がる。

だから子供はいない。

と言うより、親が危険と察し、子を連れてくるのを嫌がるのだろうが、

私の目から見ると、 子供の方が身軽にスイスイと行き来できるのはないかと思う。

 

今日はそこに降りるときに12歳前後の女の子と連れたお母さんと

若いカップルが私たちの前に降りていた。

 

ロープは一回につき一人しか使えない。

誰も何も言わないが、下にいる人に小砂利や石が転げ落ちるのや、

ロープは途中で切れるかもしれないので、みんなルールのないまま行っていること。

(素晴らしいね!)

 

その女の子はぽっちゃりというには大きすぎる体格のいい子で、

スポーツが苦手なのだろう。

下に降りるのに時間がかかっている。

お母さんが手伝って、

それでも。もうどーしよーもなく恐々と、

手が汚れたとか、

痛いとか言って休み休み。

長い間、私たちはロープを使う順番を待っていなければならなかった。

 

お母さんはサマードレスを着ていたから、

身動きも機敏でなく。

 

そこに来るには適した格好では全くなかった。

 

(あーあ。)

と思いながら見ていた私。

 

「お母さん、子供をここに連れてくるにはそれなりの格好を!」

と心の中で言った。

 

子供の体質もあるだろうが、あそこまで太らせる親はなんなんだろう?

子供は普通大人よりお運動量も多いし、代謝も良いので、

親が太ってたとはいえ、

子は太らないだろうに・・・。

ジャッジするつもりはないが、でも・・・。

 

肥満は自己防衛のために起こるパターンか、

感情を溜め込むと起こるパターンが多い。

 

この子のお母さんは誰が見ても美人のタイプ。

スタイルも抜群で、

それに比べてその子は可愛い内には入らない。

 

それも子には気づかない内にコンプレックスになり

太る原因にさせるだろう。

親なら、食べさせるものを気をつけ、少しダイエットさせてやればいいのに・・・。

糖質カットするだけで週に2−3kgは痩せれる!

 

なんてねー。

 

人は自分が渦の中に入ってしまったらなかなか気づかないが、

一歩下がって外から見ると、

見えないものが見えてくる・・・。

 

親のわからない子供の奥深い無意識な心理を、

私が親なら、どう対処するのだろう?

 

と思った

 

子供が完全に降りるまでに10分以上はかかったその時に

色々と思いを巡らせた夏の昼下がりのビーチ。

 

この記事を読んでいるお母さんがもしいたら、

自分の子に話しかけて欲しい、

毎日なにがあったかほんの2−30分くらいでいいから、

子供の話に耳を傾ける時間を作って欲しい。

そしたら子供は少しずつ自分の心奥を表現することができるようになる。

また次の機会に書きたけど、

そうなったら、親子の関係性以上のものが生まれるのではないかな?

それって、すごいことだよね。

 

子供が話せる大人になるには・・・?

 

Thinking on the beach… Kamala