糸の音楽

スペインではBGM(バックグランドミュージック)を

Hilo Musical=糸の音楽 って言います。

 

北方の、バスク地方から3人のおばちゃまたちが来ていたので

お昼をバールで一緒に

そのあとホテルの屋上のカフェに行ったら

BGMがメチャ大きかった。

 

それで3人の内のでっぷりと太った肝っ玉おばちゃまがウエートレスに

「申し訳ないけど少し音を下げてくれない?」って聞いた。

そのウエートレスは嫌々少し下げてくれたけど、

まだ話が聞き取りにくいくらい大きかったから、もう一度

「すみません、もっと音を下げてほしいの。」

って言ったらそのウエートレス、本当に嫌な顔をして

「でももう下げました。」って・・・。

だから、おばちゃまの声が大きくなって、

「その音は糸の音楽じゃなくってロープの音楽よ!

会話ができないから音を下げなさい!」と命令形に!

みんなはその「ロープの音楽」って初めて聞く言葉に吹き出して、笑いが止まらなくなって、

そのウエートレスは目ん玉飛び出しそうなくらいビビってすぐ音を下げてくれた。

ちなみにその3人のおばちゃまバスク地方からわざわざ演劇のワークショップに毎月セビリアまで通っていて、昨日終わったばかりらしい。

演じるって、すごいね。

だって、怒りの感情まで、まるで自分じゃないように出すことができるんだから。

 

やっぱりBGM糸じゃないとね!

 

フランスにはプロのウエーターになる専門学校があるんだけど、

そこを出た子たちって、みんな自分の仕事に誇り持ってる。

でも、スペイン人働くの嫌いだから、サービス業なんてつまんないんだろうね。

音楽でもガンガンかけてないとホテルのカフェの仕事なんてきっと退屈なんだねー。

でも

同じ時間

同じ仕事

どうするかはその人次第。

サービス業でも誇りもてば

すごくかっこいいと思うんだけどね!

 

The proud make you the confidencia.

 

We have to spend same time,

We have to do same work,

But how we use the time is up to you!

If you are proud of your work,

Would make you so COOL