アマゾン旅行記、最後のショック 編 1

船は来た時とは違って途中停車。

そこで船頭の父さんと名乗る人と、赤ちゃん連れの姉さんらしき人を乗せた。

 

その父さん、学校の先生って言ってたけど、

無口な船頭の息子と違ってめちゃくちゃおしゃべり。

アマゾンにサヨナラをつけるアンニュイなセンチメンタルに浸る暇なし!

 

それで30分ほど下ったところで彼らは降りるんだけど、

そん時、一人の女性が岸辺に薪を焚いて何か焼いてる。

(どうやら船頭のお母さんらしい人)

それを見せてもらったら、

 

ぎょえーっ?なんだこの白い物体は? 動いてるじゃん!

手のひらくらいのでっかい芋虫。(衝撃的!)

ここあたりのヤシの木の一種の芯の部分に生息するデリカテッセンらしいけど、

捕まえるのに木を一本伐採するんだって・・・。ショック!

(すぐ次のが生えるんだけどね。でも過激!)

エクアドルの首都、キトのレストランとかでは

1匹5−10$する高級珍味らしい。

 

それをお勧め頂いたけど、

さすがのサバイバル精神旺盛の探検隊のメンバーも

「僕たちはベジタリアン」とか大嘘言って、お断りしておりました。

 

船頭一家全員ピクニック気分で食べてたよー。(さすが原住民)

 

虫は人間の身体にとっては最良のプロテインらしいけど

ごめんこうむる!

 

 

気持ち悪いから早く!と急かして、船に乗り込み、

行きは5時間かかった船旅も、

帰りは河を降ってるから3時間半でミニバスの待つ村へ到着。

 

早く着いたから、たった一軒だけ開いてる食堂でランチを。

男二人はクエとかなんとかいう動物の肉を(ゲテモノ食い)。

プラちゃんとオランダ女子はサラダ。

私はまたお腹痛くなりたくないからジュースだけ。

そうこうしてるうちに

バスの運ちゃん、セコンドは奇跡のように1時間も早く来てくれて、

帰り道は行きより一層飛ばして、まるでジェットコースター。

後ろの席のゲイ友を恐怖の沈黙に落とし入れ、

3時間くらいでマカスの心地の良い宿に到着。

 

 

この宿のおばちゃん、アイスクリームを用意して待っててくれた。

(でもシュガーカット中の私、参ったけど、付き合いで一個だけ食べた。)

お土産話を聞くのがすごく待ち遠しかったみたい。

ぼったくられた話やら、あんぱん一家の今の状況、お祭りと・・・時間はあっという間に過ぎていく。(私はシャワーを浴びたいんだよー。)

 

「私が本当に素晴らしいところだったー!」と言ったら、

「あーよかったー。大丈夫かって心配してたのよねー。」って

満開の笑顔でギューってハグしてきたよー。

(アマゾンを好きになってくれて嬉しかったんだねー。)

 

 

彼女は原住民のことを考えながらエクアドルの発展の協力をしている人だから

すごくいろんな原住民にコネクションがあるんだけど、

でかい会社とかが入って彼らの生活が奪われてしまうようなことがないように、

彼ら生活も豊かになり、土地も失われることがないように、

って、愛がいっぱいの活動をしてる。

もう70過ぎらしいけどパワフルで(おしゃべりし過ぎなのは時々あるけど)

生きてる! って感じ。

 

翌日にビルカバンバに向かうために探検隊はそこをバイバイしたけど。

そのおばちゃん、

「ウエルカムすれば、バイバイもしなきゃいけないのよねー。」って泣いてた〜。

 

ハート全開なんだねー。

 

そしてこのおばちゃんに学ぶ。

(しゃべりまくりで)人の迷惑とか?余計なこと考えず、

(自己中なほど)自分のハートに従って全開で生きれたらいいと思わない?

 

Heart Open 100%…Kamala

 

 

 

 

 

 

 

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