アマソン旅行記4日目

昨夜は大雨が降った。

トイレに行くにも、河に行くにも道がぬかるんで長靴必須。

 

今朝は、あんぱん一家の長に今朝はショックなことを宣告させた。

 

「こんなに道が悪いから温泉の滝に行くのは危険だ!行き着くまでに川を7回渡らなければいけないし、その水かさは増しているだろう。それに獣道を歩くから道が悪くなってる。土砂崩れとか滑って谷底に転落の恐れもある。だから滝でなく、ヴァージンの森の大木のところまで行ってきなさい。」と・・・。

 

私はすごーくがっかりしてプッシュしようとしたけど、

他のメンバーは大人なので現地の人あっさりに従った。(4対1じゃ負けた!)

 

ガイドは婿と息子のバイロン(なんで名前を覚えたかっていうと、ゲイ友のお気に入りで彼の話を聞かされた体。)と娘のロサ。

そして畑を超えて、川を渡り、丘から森に2時間近く歩いてヴァージンの森の大木様に会いに行った。

 

途中で大雨に降られて婿が雨宿り用に葉っぱをつないで作ってくれた雨よけ。

(でも完成した頃に雨は小降りになる。写真はロサと婿)

 

婿はそこですごい才能を発揮する。

実は彼大学で植物学を専攻してたインテリだった。

彼の先生はナショナルパークで植物研究をしている人らしい、

だからめっちゃ植物のことをよく知ってて、

勉強になった。

 

彼らがトイレットペーパー代わりに使うすごく柔らかな葉っぱ。

(私たちはトイレットペーパーを使わないってすごく自慢げだったロサ!)

 

小鳥ちゃんのヒナたちにも出会ったり、

(ロサはこのひなちゃんたちに大きな葉っぱの傘をかけてあげてた。優しい。)

 

 

大木は本当に大木だったけど、暖かく雨も多いから樹齢はそんなんでもないらしい。

 

娘のロサは私のお気に入り。男勝りで、サッカーも強いし、鉈持ってガンガンいく。彼女はガイドでなく、私の付添いに来てくれた。

 

大木の下ではロサが木のつるからカゴの作り方を見せてくれた。

 

この人たちはここの自然と一緒に恩恵を受けながら生きている。

文明はないけど、何が起こっても再バルできるって、

すごいことだね。

 

ロサは「本当は滝に行きたくって楽しみにしていたんだけど、残念ー。

すごい綺麗なところなのに・・・。悲しいわ〜。」って。

「えーそんなこと言わないでよー。でも仕方ないねー。いつか行けるかなあ。」

 

まあそんな感じで。ロサと歩きながらこの部族についていろいろ聞いた。

まず恋愛は自由にできる。婿ともあるパーティーで学生の時にあって、長距離恋愛で、メッセージの交換とか長い間してて、お母さんには言ってあったけど長にはずっと内緒だった。(長が許可しない場合は結婚できないらしい。)けど、ある時彼に合わせてOKだったから21歳で結婚し、子供はすでに3人いると。

お姉さんもエスメラルダの黒人の男性と結婚して隣で一緒に暮らしているということ。

ここでの暮らしが好きだということも。

 

聞いてて思ったけど、彼らは至ってシンプルだ。

よくもあるだろうけど、それよりも日々を楽しく自然と共に生きている。

 

マカスのあたりの部族は川の魚や鳥や木の実を食べつくして、何も残っていない状態だったけど、

ここの部族は上手に共存して、慈しんでる感じがした。

 

彼らはバナナ畑やユッカというイモ畑を持っている。

バナナは植えてから1年で実をつけ流からすぐに食べれて常時ある。

ユッカは男が土に穴を掘り、女がユッカの茎をそこに入れることでイモができるんだそうだ。(人間とは逆だね。)

あとは河で魚やカニを釣ったり、ジャングルの中の木の実とかで確保し、

時々狩りに出かけることもあるらしい。

うまく調和し合っているから彼らもこうやってゆったりしていられるんだなー。

 

てな感じで、

ロサとの女同士のおしゃべりで一番遅くになってしまって、

他のメンバーは川岸で待っててくれた。

 

途中で一回滑ってこけたけど、みんな無事。

この泥だらけのハイキングで森の奥深くに行けてよかった。

 

Looking for the BIG tree… Kamala

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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