アマゾン旅行記3日目

夜は日が暮れてすぐに眠くなるから

朝は明るくなる頃に起きる。

(朝の河、日曜日だから子供が朝ごはん用に水汲みやら食器を洗いに来てた。この先読んでもらうとわかるけど、このかわゆい二人が私たちの船頭さんになるの。)

 

ここに来て時計を見てないから何時くらいかわからないけど、

私は一晩中起きていた。

というか、体は板の上で休んでいて

目も閉じているから寝ている感じなんだけど、

どこかで目覚めている感じ。

ほとんどお外で寝てるのと同じような状態だから、

何か会った時のためにねむりこけるってことがないんだね〜

ずっと雨の音を聞いていた。

(でもそれは雨じゃなくって河の流れる音だったと、朝乾いた大地を見てあれ?っと気づく相変わらずのあんぽんたん。)

朝シャワーの代わりに河へ泳ぎに、

その時釣りから帰ってきた婿養子に出くわし、

めちゃくちゃうれしそーに釣れた魚を見せてくれた。

アンコウみたいな口が横にグワーンと裂け、おかめ顔の手のひらに乗るくらいの魚だった。

「うまいんだー。」と自慢げに言う奴。

(えー。これ食べるの? ゲテモノはごめんこうむりたい。)と思いながら、笑って済ますポーカーフェイスの私はなかなかのもの。

そして朝食も終わって、さあ、いざ山奥の長の兄さんの家に。

用意されたものは舟二艘。

ここに来たとのお船よりももっとお粗末な、手漕ぎの、

水が入ってくるのではなく最初から水がたまっているものだ。

でも、この舟でかっこいいのは一本の木をくりぬいて作られた、もちろん手彫りのものだというところがすごいんです。

職人技!(結構な大きさの木だと思うよ。)

 

舟こぎは

一艘は長と一番下から二番目の息子の二人。

もう一艘は長の奥さんとかわゆすぎる女の子の孫二人。(11歳と9歳って言ってたかな?)

一本の棒で舟を操るんだけど、うまいんだよねー。この女の子。

特に9歳の下の女の子は才能ってやつだね。

逆流して河を上っていくんだけど、スイスイと、長より腕がいい!

将来有望だー。美人だし、この田舎でほっとくのもったいないくらいだ。

(養女にもらうことも一瞬考えるけど・・・、彼女が都会に来て生活するなんてどうかな?)

 

それで舟で15分ほど河を上って、そのあと15分ほど山の中を歩くと兄さんのお家があった。

私たちの泊まっている長は一応この辺りの学校の先生だからスペイン語も話せるし、学がある。

でも兄さんはめっちゃ原始的。

多分スペイン語は話せないんじゃないか?

そんで奥さんが例のお酒を持ってきた。

まず、兄さんが飲んで、

そのあと長に、その後

私たちの隊長と彼らが勝手に決めたその人は家のプラちゃんだから真っ先にその酒が回ってきた。

 

正直言ってここだけの話、私はこういったシャーマニックな原始的な儀式が苦手なのだ。

だからその唾入りと聞いたお酒はできれば口にしたくなかったけど、

でも礼儀ってものがあるから、唇をつけて、一口だけ飲んだふりをした。

(よくやった私だ!と褒めたい。)

 

それで出てきたご飯はバナナの葉っぱにヤシの木の芯の部分と魚を包んで蒸し焼きにしたもの、

バナナの葉を開いたら、ジャーン! グワーン! 朝見た魚と目が合ってしまった!!!

 

ゲー!  しかも一匹でなくって六〜七匹いる。

(これどーしよー。やばいじゃないかー。)途方にくれた私。

 

葉っぱのプレイトは大人の分があるだけで、子供達にはないのだ。

でもお腹をすかしている子供達。

きっと貴重品を振舞ってくれているんだ。

私も礼儀と怖いもの見たさで一匹だけ、食べてみた。

お味は可もなく不可もなく。皮はカニの軟骨みたいで硬くって、白身の軽い感じの川魚の味だったよ。(こんだけ皮が固いってことは凶暴な外敵がいるってことだな。やっぱり河では気をつけないと!)

あとヤシを食べた。(これはアスパラみたいな味で美味しかった。)

残りの魚は子供たちにあげたら大喜び。(なんかいいことした気分だ!)

ここの子たちの食いっぷりはすごいよ。なんでも残さず食べる。食べ物は貴重なものなんだね。(現代社会は恵まれてるなー。)

(ジャングルに長靴は必須です。)

 

このあと長い竹の筒で矢を飛ばしっこしたり、狩りの時にする顔に絵を描いたり、(こんなことしても、匂いで人間がいるって動物はわかると思うんだけどね。)

いろんなアトラクションがあったんだけど、みんなそれなりに楽しそうにしてたよ。

(私はできれば河で泳いでいたいなー。)って内心思ってたけどいい子だから、文句は言わないでフレンドリーにしといた。

午後には祭りだ〜。

今日はあんぱんファミリーへのサービスデーだ〜。

 

With Shura family… Kamala

 

 

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