お世話になる民族はシュア族。
そしてこのファミリーの苗字は「あんぱん」さん。
だからすぐ覚えた。
あんぱん一家の長とお母さんが帰ってきて、持ってきた材料で夕食を作ってもらった。
スパゲティーと言われ、3時間くらい待って、
そして出てきたスパはパスタとは言えない、スプーンで食べるもので
表現できるけど、書きたくないほど、想像を絶する奇妙なものだった。
小学校の給食よりもまずく。全然アート性も何もない。はっきり言ってお腹はペッコペコだったけど、
夫は一口食べてもう食べれないと言って残す。
私はなんとか半分くらいはいけたけど、それ以上は無理だった。
でも他のメンバーは完食していたことにぶったまげる。
ご飯の後、あんぱん一家の長に「私たちの旅の目的地は温泉の滝」と伝えた時、
私たちのケアをしてくれている娘のロサとその旦那さんのお目々がキラキラになった。
でも明日は年に一度のこの部落のお祭りがあるらしく、みんなそのために一生懸命踊りやサッカー、バレーボールの練習をしてきたらしい。
盛り上がってました。
(私は自然の中に来たはずなのに・・・がっかり。)
ここの原住民はある種の酒を飲む。
確か木の実からできる焼酎にみたいなもので、ヨーグルトのように発行した味がする。
(けど作る時に唾を入れるって聞いたことあるから絶対に飲めない!)
祭りでは、みんなそれを木の実からできたお椀でまわし飲みし、
お椀が来たら一口は飲むが礼儀らしい。(どうしたものか、大変困る私。)
で、明日はその祭りに行くからガイドはできないらしい。
ということは行けないのだ。
アマゾンのジャングルは迷うからガイドなしでは歩けない。
だから、私たちは少し山奥の長のお兄さんお家に伝統的ランチを食べに行き、午後からは祭りで、
明後日温泉という話でまとまり、
その後、ここでの生活の注意事項を聞いた。
トイレは予想通りお外だが、草むらは毒蛇やサソリ、危険動物もいるからできるだけ川の方でするように。(ゲゲー)
シャワーはないから河。(水がきれいでよかったー!)
洗濯も食器洗いも、すべて河。(じゃあ泳ぐ時は上流で泳がんとねー。)
飲み水は川の水を沸かしたものにハーブを入れたお茶をお母さんが作ってくれてそれを飲む。(これが木で炊いたものだからローストウオーターって感じでまずい。)
「必要なことがあればなんでも言ってください。」ってすごい歓迎されてる私たち。
観光客は全くと言っていいほど来ないし、何もないところだから私たちはいいお客さんのようだ。
ここの河はまるでインドのガンガの南米バージョン。
聖域。(水は何百倍も綺麗だけどね。)
すべてそこから始まり、そこで終わる感じだ。
ワイルドなジャングルは私に何を与えてくれるのだろう?
the Wild time has come… Kamala