アマゾン旅行記2日目ーパート1

ドイツ人が一緒にいるから旅のプランはいつも余裕がある。

毎回出発予定時刻の30分前には現地に着く。

だから船着き場にも30分どころか1時間くらい前にはついてた。

 

けど、そこって閑散としてて、

ほんの少しお菓子や水の売ってる店が船着き場の両脇に二軒と

レストランもどきの食堂が一軒あるだけで

船に乗る場所か2箇所あってローカルの旅人か数十人いるのかな?

他にはあるものは川と木製の船と次の村の繋がる一本道。。

 

10時に約束した船渡しの青年はまだ来ていないから、

水を買って太陽がさんさんと照る暑い中日陰でただ待つ。

そんな時に心地よさ大好きで有名な私は

(あーホテルでギリギリまでいればよかったー。)なんて思うわけだ。

でも、その舟こぎの青年は15分前に来た。

これはエクアドルでは奇跡なでの超ラッキーな気分。

(こんな小さなことで喜べる私はかなり単純だと自分で今更ながら確認。)

 

船は思いの外小さく質素なもの。

エンジンは1つ。これ止まったらアウトだ!ドキドキ。

(実際に止まっている船のこのあと遭遇する。ひやー。)

座席は一枚の板を船の両端に渡したものが3つありそこに各二人ずつ座る。

 

河を逆流して上流にいかなければいけないと聞いていたのに

出発した時は下流に向かっていたから、不安になってどこに行くのか聞いたら

「ミヤサールに行く」と言われ、そこで会話は終わった。

(この船渡し、非常に無口。)

それでも気がつくと河を上流に向かって進んでいる船。

 

「リバードルフィンがいる。」 と、オランダ人は叫んだ。

本当にいたよ。河に住むいるか、チラっとしか見えなかったけど、いたよー。

 

イルカってすごいパワーを持ってる。

ちょっと現れてくれただけで、

もうすみんなハッピーになっちゃって。

 

そしてずんずんと船は進む。5時間の長旅だ。

 

船はお粗末なものだから

座るところは木の板。30分もすれば坐骨が痛くなってきたから、

持ってるショールをクッション代わりに。

でも隣のオランダ女子は何も持ってなくって、めちゃくちゃ辛そうにごそごそ動くから、落ち着かない。

だから、私のを貸してあげた。(かなり優しい私)

それから私はただひたすら坐骨と骨盤底と座ってる板に呼吸の瞑想を。

 

旅の仲間のアルーンスーパーアドバンスメンパ−3人は

呼吸で長い座禅的な船旅をなんとか楽しみながら青あざも作らず

翌日も痛みはなしだったけど、

オランダ人2人はまだアルーンベーシックだから次の日お尻が痛いって言ってかわいそうだった。

 

「呼吸ってすごいわー。」って改めて痛感した。

 

(出発したばかりでルンルンです。お尻の痛みを知らない頃。)

 

もう一つ、船で驚いたことは

穴が開いていて、水が入ってくるから時々バケツで水を外に汲み出す作業が必要。

その係はスーパーパーフェクターのドイツ人。

やることあって嬉しそうだった。(こういう人物はありがたいです。)

 

上流に行くにつれてだんだんと緑は濃くなり、

木々の葉っぱの大きさもでかくなって、河は黄土色から深いオリーブになっていった。

青い空と白い雲が半々の心地の良い日、

濃厚な緑の帯に同じ色の川の絨毯のような独特な光景は

あまりの美しさに時々ため息が出るほどだ。

 

たまに激流も逆行したけど、

17歳の船渡しはすごい操縦がうまく。川の流れを読んでるんだよね。

プロ!

高倉健風で寡黙な感じがかっこよかった。

私も波を読み取る勉強したい!(弟子入りしようかとも思った。)

 

 

3時半くらいに目的地のミヤサールについた。

そして初めての家に紹介状を持って!!!

ここでダメって言われたら次の家まで歩かなきゃいけないし、

ドキドキしたけど、ウエルカムされて。

長夫妻は会合に出かけているのだそうだが、娘夫妻が荷物を取りに船まで。

泊まる家は2件あり、一軒の大きなのは、ゲイ友と夫と私。

もう一軒はオランダ人カップル。

両方とも屋根はヤシの葉、ベットはマットなし木の板。

質素倹約令!

(果たしてここで私は滞在できるのか?)って一瞬ビビったけど。

娘夫妻自分たちで建てたお家だそうで、自慢げだったから、「素敵ねー。」ってみんなで褒めて、他のことは口にしなかった。

今日からの宿が確保できたことに感謝しよう。

 

続きはまた明日。

 

Green all around … Kamala

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です