アマゾン旅行記1日目

旅の始まり。

私は前日からの腹痛のために

何にも食べないでチャーターしたミニバンに乗った。

ここの宿のおばちゃんは何にも食べてない私を心配して

ご飯を食べろ食べろと言うんだけどどうしても何も入らない。

お茶を飲んで、

しぼりたてのスターフルーツのジュースでミネラル補給!(美味しです。)

ここじゃ頭使う必要ないし

ホリデーだから気も使わないように好き勝手してる。

病気でフラフラだってことも許すことにした。

 

車酔いする私は助手席を陣取って、

ただひたすら外の景色に集中する。

身体のでかい外国人の他の4名は後ろ。

8人乗りのミニバスは冒険隊5名とドランバーだから快適。

 

ドライバーはセゴンド(2番目)って名のエクアドル人のおっちゃんだけど、

ものすごい穏やかな性格のくせに音楽ガンガンかけてのんきに歌いながら

飛ばす!

まるでF1レースのようにビュンビュン行く。

おまけにまだ新しい道路は途中でゴボっとえぐれてたり、

半分無くなってるところもあって、

雨の多い地域だから地盤が安定してないことを物語るのだが、

そんなところでスピード出してるから

突然キーン!なんてシーンもあり。

みんな怖がってたよ。

 

でも濃厚な緑色の森の中に作られた道路だったから

走ってて爽快で、私は楽しかったー。

 

途中で変な村でご飯休憩をした。

私はスープをひとくち口にしたらマギーの味が!

そこで止めた。

南米はマギーブイヨンがはびこってる。味の素がすごいから気をつけないとね。

 

予定より早く着いたその日宿泊予定の村。

宿は村はずれのこの村で唯一の煉瓦造りの建物を発見。

思いの外綺麗。

水洗トイレと温度調節のできない熱いシャワーとキッチンがあった。

 

とりあえずこの村で最後の買い出しに。

明日の船旅に向けてのビニールの袋はゲイのスーパーオーガナイザーのバスカルが用意してきてくれた。

あとは、水とフルーツ。

散歩してたら虹が出たー。

ラッキー!

この村の人、外国人見るのは珍しいんだと思うんだけど、

歩いてると、野良仕事の手を休めて話しかけてきたりする。

川は泳げるのか?と聞くと、

「危険だ。」とか、「この間泳いだよー。」とか

人それぞれまちまちのことを言う。

だからみんなで、「クロコダイルがいるのか?」「ピラニアに喰われるか?」などと、いろいろファンタジーを巡らせた。

そして数少ないレストランというか食堂の中から良さげなのを選んで、

多分お客はほとんどいないんだと思う。

メニューはないから

人参とトウモロコシの蒸したもの。

トマトときゅうりのサラダ。

ご飯と川魚とバナナの焼いたもの。6時に!

ってきっちり注文した。

こうやって細かく言えばちゃんとできる人たちだけど

ディナーお願いねー。

なんて言おうものなら、とんでもないものが出てくる。

 

ご飯も野菜も美味しくて

丸1日ぶりにちゃんとしたものを口にしたら元気になってきた。

これで明日からの本格的なジャングルに向けて用意ができた!

私ほど食に執着にある人間はいないと思っていたけど、

そうでもないってことをこの旅で発見した。

 

みんなご飯の時間なると必死でレストランを探す。

そして食べる量は身体がでかいだけあって半端じゃない。

がっつり!

すごいサバイバル精神です。

 

もしひとり旅ならこんなに笑ったりできないけど、みんなと一緒だからなんか安心できて、結構リラックスしてる感じ。

その夜はよーく眠れて、

次の日朝起きたら、しばらくは有り付けないであろう

最後の熱いシャワーと水洗トイレでホッとして

みんなが作ってくれた朝ごはんをしっかりいただいた。

 

いざ、ボート乗り場へ!

 

On the Green Road… Kamala