エベレスト

今年で3回目の日本、

旅立つ朝は早くからエアポートでから愛犬リサスとの別れで涙ボロボロ。(余談だけど、リーは私がいなくなることを察して近づいてこなかった。動物ってすごいね。)

その上、二日前に飲んだマスカットのシャンパン。普段年に2度くらいしか口にしないアルコールだが、

それは美味しすぎて、おまけに女子会だったから、面白すぎてお酒もグラス2杯も進んだ。

昨日は一日中アルコールが体に残っているのを感じ、その朝もまだヘロヘロ状態。(もうお酒は当分よろしかー。)

マドリードーヘルシンキー名古屋便はほぼ満席!

道中のトラブルと重なって、

 

うひゃー。

 

それで一つだけ映画を見ようと、あれこれある中から

「エベレスト」というタイトルと選んだ。

 

始まったら邦画!

いきなり東宝映画のマークが!(思わず変えようかと思ったけど…)

角川映画の40周年記念作だった。

 

始めは白黒の映像。

イギリス人のジョージマロリーという初のエベレストを目指した登山家が登場。

そしてカラーで1993年のネパールが出てきた。

その頃1992年に私もナパールを旅したから、懐かしくなってそのまま見続けたわけだ。

 

日本人の登山家とカメラマンの話。

 

日本人の登山家、羽生はエベレストを目指し、登山中に消息不明に、

山で死んだと思われていた彼は、ネパールでビサル・サルパという名で生きていた・・・。

 

サルパの登山に対する姿勢、彼の生きる哲学。

山と同じように動じない!

何度もなんども涙が流れるシーンがあった。

 

カメラマンが登山家に聞く

「マロリーは山があるから登るのだ!と言っていたが、あなたは何のために登るのか?」(Because It’s there.)

「俺がここにいるから登るのだ!」と羽生は答える。

 

「足が動かなくなったら手で、

手が動かなくなったら指で、

指がダメになったら歯で、

それも無理になったら、想いで登り続ける!」

 

そこまで情熱を注ぐものがある人生って、素晴らしい!

 

大自然を相手にした、生きるか死ぬかをかけた壮大なドラマ。

 

Everest  Summit of the Godsと言うタイトルで英語の字幕付きだった。

 

世界最高峰8848mを目指す男たちの話。

 

こういった映画って自分も冒険した感じになったりして・・・。

観る価値最大にあり!

狭い機内でも、観ている間ずーっとエベレストに行った気分だったよー。

「いい映画ってやっぱりいいですねー。」

 

Keep climb… Kamala

この写真はいとこの子供が17歳の時に撮ったヒマラヤ。