セビリア

私の住む街は本当に美しい!

 

朝の散歩に歩いていて、特別な通りでもないのに、

あーなんて綺麗なのだろう。

と感動してしまうこと多々あり。

 

そんなセビリアは、アンダルシア地方の首都。

セビージャとスペイン語では呼ばれている歴史のある古い都。

 

 

コロンブスの時代は南アメリカからの金銀が一番先に入港した場所だから、

昔は金持ちが多かったらしい。

 

でも産業があまりない!(オリーブオイルとオレンジくらいかしら?)

日本でいうと九州みたいな感じでのんびりしてるけど、

街の中心に世界遺産が3つあるから、観光客で賑わっていて、

地元の人と観光客のミックスがいい感じなのだ。

 

 

ローマ時代から栄えた街なので、

建物の建築のためにちょっと掘ればすぐ遺跡が発掘される。

 

そうすると、学者たちが研究にかかるから、工事は進まなくなり、

ビル建てる予定が博物館になっちゃったりして・・・。

困ってる業者も結構いるよ。

 

うちの近くのずっと空き地だったところも、最近遺跡が・・・。

今は緑の柵が貼ってあって、物々しい感じで、発掘してるから

時々覗き見をして、どんなことしてるかチェックしに行く楽しみもある。

こんなことしてるのは私だけじゃないようで、

緑色のビニール目隠しに使ってあるビニールシートはところどころ穴が空いている。

 

 

この街でびっくりするのは、すごいカソリック教徒だということ。

日本のコンビニの数くらい教会があるのではないかと思うくらい多く

各通りに1軒!

 

イースタンなんて、ものすごーく昔っからの伝統の儀式がそのまま残っていて、

世界中から信者が来るから、街は何十倍って人で膨れ上がる。

 

古い伝統を大切にしているというと聞こえはいいが、

重おもしく、コンサバ、トラディショナル!

来た当時はそれが嫌でしょうがなかったけど、

ある時からしばらく開けて街に戻ってくると

「あーこの美しい街に戻ってこれた〜。」と嬉しくなるくらい、誇らしい街に変わっていた。

 

 

お祭りも、祝日もやたら多いけど、

ここの住民は人生を謳歌することをよく知っている。

 

仕事は仕事、プライベートはプライベート

「働くための人生じゃなくって、

人生のために働くんだ!」

とセビリア人はよく言う。

 

働きすぎだと、休み方を知らないって笑われる。

 

日本じゃ考えられないだろうけどね。

 

 

 

街を歩いてると、バールからグアッパ(きれいだねー)って声がかかり、

知らない人でもオラって挨拶する。

 

セビリアに惚れて住み移ってくる人も多くいて、

フェリア通りにある、日本人の唯一経営する日本料理を出すバールのオーナーは

関西人のシェフで、世界中渡り周り、

セビリアがすごく好きになってここに店を構えることにしたらしい。

フラメンコギターが聴ける気さくなバールだ。

 

「セビリアはスペシャルな色をしている。

オレンジの花の香りと青い空・・・」なんて歌があるくらい、

カラフルで、印象的な街だ。

 

まだ知らない小さな通りもたくさんあるから、

ほんのちょっとの散歩で道に迷うことなんかしょっ中。

それがなんかプチ旅した気にさせてくれたりして・・・。

もっと探索しないとな〜。

 

Beauty of the city… Kamala


この写真が近くの遺跡発掘現場。覗き穴型取った。

 

 

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